◇中古車を購入するなら最初に年式をチェック

中古車のみるべきポイントというのは様々なものがありますが、特に重要視したいのはどれだけに年数使用をされているのかということです。

使用されてきた環境も重要ではありますが、車というのは普通の人が考えている以上に丈夫にできているので、実際には余程荒い使い方でもしなければ、そうそう消耗をするようなものではありません。

しかし、経年劣化というのは避けられませんから、使用をして消耗をする部分よりも経年劣化で駄目になってきてしまう部分というのは多いのです。

あまり使っていなくても年月のたった車は、あちこちが傷んできている可能性があるため、購入をするのであれば比較的新しいものを選ぶようにすると良いでしょう。

ただし、これはあくまでも同条件の中古車を比較した場合の話であり、整備が行き届いていれば古い車であっても乗り続けることができますから、古いというだけで安くなっている車があれば、それはそれで狙い目ということになります。

◇走行距離も忘れずに確認を

どれだけの距離を走ったのかというのは、客観的に車がどれだけ消耗しているのかを判断する最もわかりやすい指標となります。

こちらも同じ条件であれば基本的には距離が短いほど消耗が少ないとみることができ、逆に長い距離を乗られていればその分だけ消耗している部分は多いと判断をすることができます。

目安としては1年で1万キロ程度乗るのが平均となり、それよりも少なければ状態はいいと判断をすることができ、逆に多ければ平均よりも消耗している可能性が高いと判断をすることができるというわけです。

これもあくまで目安なのでタクシーのように整備が行き届いていれば数十万キロと走りますし、整備が全くされていなければ10万キロも持たずに調子が悪くなってしまいますから、整備状況も合わせてチェックをしてその上でどれだけ走ったのかを見ておくことがポイントになります。

◇整備状況は必ずチェックをする

中古車を購入するに当たって絶対に抑えておきたい部分が、整備をしっかりされてきたかどうかということです。
新車で購入をして初回の車検を機に売られたような車であれば、余程無理な使い方をされていなければ、まだまだ新しいこともあってそこまで整備をされていなくても状態を心配するということはありません。

しかし、それが5年10年、5万キロ10万キロとなるにつれて適切なメンテナンスがされてきたかどうかによって車の状態は大きく変わってくることになるのです。

しっかりメンテナンスをされている10年10万キロの車は8年で8万キロしか走っていない中古車よりも状態がいいということもあります。

逆に5年5万キロ程度でも乱暴に扱われてオイル交換も何もせずに酷使された中古車は状態が悪いということもあるので、整備記録簿などを確認して適切なメンテナンスが行われているのかを確認するのが中古車選びの鉄則となります。

◇保証内容をよく確認しておく

中古車の正確な状態を把握するのは、プロでも容易なものではありません。

実際に車をすべてばらして各部品の状態を確認するわけではありませんから、目に見えないところで問題を抱えているケースもあります。

その問題が表面化するのはいつ頃なのか予想が付きませんから、購入直後にすぐに問題が発生するということも十分に考えられるのです。

それだけに中古車の保証というのは、新車よりもある意味重要なものとなってくるので、購入後のトラブルで泣かないように保証の有無をチェックして置くようにしましょう。

保証の意味というのはある意味業者の信用にもつながるものであり、販売直後に次々とトラブルが起きるような車を売っていたら大損をしてしまいますから、最低限プロの目から見てすぐにはトラブルが起きないであろうと判断された車とみることができます。

そのため、保証があるというのはそれだけでトラブルが起こりにくいと考えることもできるのです。

◇中古車販売店の評価もチェックも

中古車を購入する時に大事なことは、車そのものの良し悪しを判断するのもそうですが、販売店の評判を確認しておくことも重要となります。

中古車というのはブラックボックスのような部分があるので、無知につけ込んで粗悪な車を販売する店も少なからず存在をするだけに、安心して購入するためには店の評価もチェックしておかなければならないのです。

一昔前だと情報を集める手段も限られていましたから、情報を得ようにもなかなか有用な情報が手に入れることができないということもありましたが、今の時代はインターネットがあるだけに簡単に口コミを手に入れることができるので、このようなものを参考にすると良いでしょう。

口コミを参考にするに当たっては良い意見も悪い意見もどちらも信じすぎるのは良くなく、本当に正しい情報か正当性があるかをよく考えてチェックして参考にするのがポイントになります。